レポート

【開催レポート】新入園&進級前にチェック!命を守るお友達~子ども用自転車ヘルメットの選び方&かぶり方

子ども乗せ自転車で園の送迎をするパパ・ママ必見!

入園準備に追われバタバタと新生活が始まる前に、ぜひ確認しておいてほしいこと。 それは、子ども用自転車ヘルメットの正しい選び方&かぶり方。 自転車送迎で万が一の転倒時に、子どもの頭を守ることができるのはヘルメットです。そして、子どもにヘルメットを着用させるのは親の義務でもあります。 おやこじてんしゃプロジェクトのサポーターでもある株式会社オージーケーカブトの広報 小川さんに『ヘルメットの選び方&かぶり方』を教えていただきました。 何となく子どもにヘルメットをかぶらせている…というパパ・ママも、この機に正しいかぶり方をおさらいしてくださいね。

1.ヘルメット着用、実は『義務』なんです!

ヘルメットの正しい選び方&かぶり方について、ベビー&キッズ向けからプロ仕様まで、幅広いヘルメットラインナップを展開する株式会社オージーケーカブトの広報 小川さんにオンライン勉強会で教えていただきました。

▼いちばん小さい赤ちゃん用ヘルメットからキッズヘルメットまで、「第4回キッズデザイン賞」でキッズセーフティー部門最優秀賞「経済産業大臣賞」を受賞した【チャイルドメットシリーズ】は公式サイトでご覧ください。
https://child.ogkkabuto.co.jp/

「ヘルメットはかぶったほうが良い。」
恐らくほとんどのパパやママがそう認識しているでしょう。

実は、子どもにヘルメットを着用させることは、親の義務なのです。(違反しても罰則はありませんが)

道路交通法では、自転車利用時に子どもにヘルメットをかぶせることが、保護者に義務付けられています。

これまで13歳未満に限定されていた『ヘルメット着用努力義務』。2022年4月に道路交通法が一部改正され、2023年4月からはすべての自転車利用者に対し、ヘルメット着用努力義務が課されることになりました。

つまり、子ども乗せ自転車を運転するパパやママ自身も、安全のためにヘルメットの着用が促されることになりました。

▲死亡事故の半分以上が頭のケガが原因(オージーケーカブト公式webサイトより引用)
https://child.ogkkabuto.co.jp/safety/

ヘルメット着用努力義務の背景にあるのは、死亡事故の半分以上が頭のケガという事実。

自転車事故で亡くなった方の約6割が、頭部に致命傷を負っているというデータがあります。
つまり、命を守るためには頭を守ること、ヘルメットの着用が欠かせません。

おやこじてんしゃに乗せるときはもちろん、子どもがキックバイクや補助輪付き自転車を利用するときも、ヘルメットは絶対に必要なのです。

2.ヘルメットの選び方、3つのポイント

ヘルメットの大切さを理解した次は、正しいヘルメットの選び方を教えていただきました。

Point1・種類を知る

「自転車用ヘルメットは、作りの違いによって、2~3の種類に分けられます。安全性に大きな差はありませんが、それぞれの特徴を知ることで、ニーズに合ったヘルメットを選ぶことができます。」
(オージーケーカブト 広報 小川さん)


丈夫さにこだわりのある【ハードシェル】は、子どもが自分ひとりで自転車を運転するようになったときにも安心。

軽さにこだわりのある【シェルタイプ】は、初めてヘルメットをかぶる小さなお子様の首の負担を軽減します。

Point2・SGマークがついたものを選ぼう

様々なデザイン、カラーのヘルメットがありますが、子どもの頭をしっかり守ってくれるものかどうか、品質を見極めるのは難しいもの。安全なヘルメットである基準のひとつとなるのが『SGマーク』。

厳しい試験をクリアした証でもある『SGマーク』は、その製品の欠陥によって人身事故が起きてしまった場合、1億円までを限度とする対人賠償保険もついています。

迷ったら『SGマーク』がついたヘルメットを選びましょう。

Point3:頭のかたちにあったものを選ぼう

頭の形は個人差のほか、欧米人とアジア人でも大きく異なる傾向があります。

頭蓋骨が縦長の欧米人に比べ、アジア人の頭蓋骨は丸に近いそう。

海外メーカーのヘルメットは縦長のヘルメット形状だと、アジア人にとっては左右がきつくかぶりにくく感じることもあるそう。

また、子どもの頭の形は1人1人違い、兄弟姉妹でもまったく異なる事が多いので、その子に合ったヘルメットを選んであげましょう。

店頭で試着し、頭の形に合っているか確認することをおすすめします。
試着前に子どもの頭囲を測っておくと、サイズ選びがスムーズですよ。

【参考】オージーケーカブト チャイルドメットシリーズ・年齢&サイズチャート
https://child.ogkkabuto.co.jp/selection/size/

ポイントは3つ!ヘルメットの正しいかぶり方

ヘルメットは地面と水平にかぶりましょう。
前に転倒した際、顔を打ってしまうこともあります。水平にかぶることで、ヘルメットが先にぶつかって衝撃を吸収してくれます。

まゆ毛の上、指1本分くらいまで深めにかぶることで、ヘルメットと頭がしっかりフィットします。

耳の前後のベルトは、耳の下でV字になるように装着!

「あー」と口を開けたときに、あごの下のベルトがつっぱるくらいに、あごひもの長さを調節しましょう。

せっかくヘルメットをかぶっていても、おでこが出ていたりあご紐が緩すぎたり、頭とフィットしていないと、しっかり頭を守ることができません。

正しいかぶり方、3つのポイントはオージーケーカブトのYoutubeチャンネルでも公開中。1分50秒の短い動画なので、ぜひお子様と一緒にご覧くださいね。

【動画】お子様向け自転車ヘルメットの正しいかぶり方
https://www.youtube.com/embed/HmxbyOJ0tNA?feature=oembed

4.ヘルメットと一緒に頭を守る、ヘッドレストにも注目!

【開催レポート】新入園&進級前にチェック!命を守るお友達~子ども用自転車ヘルメットの選び方&かぶり方

▲ヘルメットを被っていなかったら?ヘッドレストが無かったら?想像するだけで怖くなりますね。

子ども乗せ自転車での転倒時、ヘルメットとともに頭を守ってくれるのがチャイルドシートのヘッドレスト。

ヘルメットとチャイルドシート、二重に子どもの頭を守ります。高さ調節ができるチャイルドシートもあります。ヘッドレストの高さと頭の位置が合っているかどうか、成長に応じて、定期的に確認してくださいね。

ヘッドレストで頭を守るためには、シートベルトを正しく装着していることも大切なポイント。

オージーケー技研の最新チャイルドシート【グランディアシリーズ】は、頭部を270度守るヘッドレストに加え、シートベルト装着のストレスを無くす自動巻取り式のピッタベルトや、マグネットバックルなど、安心機能を使いやすくするための機能も満載です。

▼OGK技研「グランディアシリーズ」ホームページ
https://ogk.co.jp/grandia/

5.ヘルメットの指定席を作る!ヘルメットホルダー

頭を守る大切なヘルメット。子どもが自転車から降りた後の置き場に悩む先輩ユーザーの声があります。

「ヘルメットをカゴに入れるとガタガタうるさい…」
「カゴに入れたままだと、駐輪場での盗難が気になる…」
「かといってヘルメットを持ち歩くこともできないし…」

そんな、ヘルメットを脱いだ後の置き場問題を解決するアイテムがコチラ!


ハンドルやサドルに取り付けできる【ヘルメットホルダー】は、ヘルメットを2つまで引っ掛けることができます。

キックバイクや子ども用自転車のハンドルにも取り付け対応可能なので、カゴがない自転車を利用する子どもにもおススメです。

ヘルメットの指定席があることで、かぶり忘れや紛失を防いでいきましょう!

▼オージーケー技研 ヘルメットホルダー

HH-002(ヘルメットホルダー)

https://ogk.co.jp/products/child/child-other-option/child-other-option-02/hh002/embed#?secret=r6JtE8xhex

6.デビュー時が肝心!ヘルメット着用を当たり前に

時間に追われる朝、ヘルメットかぶりたくない~と子どもにぐずられることを想像すると、気が重くなりますよね。

ですが、万が一の転倒時、親は子どもの頭を守ることができません。

自転車に乗るならヘルメットを必ず着用!おやこじてんしゃデビュー時から習慣づけすることで、ひとりで自転車に乗るようになった時、将来親になって子どもと自転車に乗るとき、自分や大切な人を守るヘルメットを当たり前のようにかぶることにつながります。

自分に合ったお気に入りのヘルメットを選んで、おやこじてんしゃデビューを楽しみにする準備期間も、親子で満喫してくださいね!

7.この講座を【動画】で見たい方はコチラ

ポイントをぎゅっと絞ったダイジェスト版(約5分)をYouTubeに公開しています。
https://www.youtube.com/embed/oLRmd0WeNXw?feature=oembed

おやこじてんしゃプロジェクトは子供乗せ自転車での事故ゼロ!を目指し、ママパパによる自転車安全利用の啓発活動に取り組んでいます

おやこじてんしゃプロジェクト

子ども乗せ自転車ユーザーが交通ルールを守るためには、まず「知ることから」。安全に乗るためには、体格やライフスタイルに合った自転車やチャイルドシートを選ぶことから。 私たちは子ども乗せ自転車を購入検討中や購入直後の保護者へ向けた啓発活動に力を入れています。