保育園探しの段階から、送迎の選択肢に子ども乗せ自転車を加えて欲しい!その理由は…通園可能圏が広がり、保活の幅が広がるから。加えて時間に余裕を持って情報収集することで、より安全な子ども乗せ自転車デビューをして欲しいから。このような願いを込め、おやこじてんしゃプロジェクトby OGKでは、育休者向けの【保活応援講座】と【おやこじてんしゃ勉強会】を同時開催しています。
2026年4月入園を目指す育休者向けの【保活応援講座】の第1弾を、6月18日にオンライン開催しました。7月に第2弾、9月に第3弾と、それぞれの時期に合った保活情報をお届けします。
第1弾【保活のはじめ方】の見逃し配信でご覧いただけます。今後の保活応援講座の無料参加も併せてお申し込みください。

この開催レポートでは同時開催した【おやこじてんしゃ勉強会】の内容をお届けします。今回のテーマは『雨の日登園シミュレーション』。
お子さまの送迎に子ども乗せ自転車を使う場合に、避けて通れない雨の日の送迎について、便利なアイテムや運転の注意点をご紹介します。
どうする?雨の日の自転車送迎
おやこじてんしゃ勉強会は、子ども乗せ自転車のユーザーであるパパママが講師となり、実体験を交えながらユーザー視点で伝える勉強会です。おやこじてんしゃプロジェクトby OGK認定アンバサダーとして勉強会の講師を務めた水信典子さんも、11年間保育園送迎に子ども乗せ自転車を愛用してきたおやこじてんしゃユーザーです。

「雨なら外出は控えようかな、と思える育休中と異なり、復職後は雨を理由に欠勤するわけにはいきませんよね。わが家の子どもたちがお世話になった保育園は、自宅から徒歩で20分。さらに園から私が通勤に使う駅まで徒歩30分。雨の中朝から50分歩くことは、どう考えても現実的ではありませんでした。」(水信さん)
そこで、様々なアイテムを取り入れ試行錯誤をした結果、雨の日の自転車登園も憂鬱でなくなったそう。
「チャイルドシートごとすっぽり覆えるレインカバーが断然便利!近場なら子どもにレインコートを着せれば良い、と考えるかもしれませんが、足元は濡れてしまいますよね…。レインカバーなら足元まですっぽり覆うことができるので、子どもは全く濡れません。」(水信さん)
他にも…
・子どもに荷物を持ってもらえば、荷物も濡れる心配なし!
・レインカバーは[風よけ][防寒]にもなり、寒い季節でも子どもは快適に登園できる!
・屋根のない場所に自転車を停める際も、レインカバーがあればチャイルドシートが濡れない!(座面を拭くのは、忙しい送迎時間に大きなタイムロス)
などなど、雨の日以外も活躍するチャイルドシート用レインカバー。自転車送迎するなら欠かせないアイテムです。
「開け方」に注目!レインカバーの選び方
様々な種類があるチャイルドシート用レインカバー。チャイルドシートに取り付け可能であること以外に、どのようなポイントで選べばよいのでしょうか?おやこじてんしゃ勉強会では『開け方』に注目して3タイプのレインカバーを紹介しました。
①正面が大きく開くレインカバー

正面が大きく開くから、お子さまの乗せ降ろしがラクラク。雨が降っていないときはレインカバーを空けて通気性&解放感もバツグンです。
②横に開けられるレインカバー

ドアのように横から開けられるから、屋根のない場所でお子様を乗せ降ろしする際も、チャイルドシートや座面が濡れる心配なし。写真左の008シリーズは正面から開けることもできるので、シーンに応じて開け方を使い分けることも可能です。
③最新型!ファスナーレスで開け閉めできるレインカバー

レインカバーの最新版は、ファスナーが無く、片手でラクに開け閉めできるのが特徴。

上の写真から下の写真まで、まさに『秒』で開けることができる簡単さ。座面が見えるほど大きく開けられるので、お子さまの乗せ降ろしがしやすいのも魅力です。
ルーフ(屋根)部分はサンシェードとしても活躍。夏の暑さ対策も、自転車送迎をするなら意識しておきたいところ。別途サンシェードを取り付ける方法もありますが、レインカバーからサンシェードに1秒で変身する手軽さは、忙しい子育て世代に嬉しいポイントです。

まずはできる範囲で利用シーンや場所をイメージしてみてはいかがでしょうか。どのような『開け方』のレインカバーが使いやすそうか、子どもが濡れずに済むか、などに注目してレインカバーを選んでみてくださいね。 今回のオンライン講座内で紹介したレインカバーの詳細はオージーケー技研株式会社公式webサイトで
https://ogk.co.jp/products/child?itemlist=child#rain
雨上がりこそ慎重に!運転の注意点
雨の中子どもを乗せて自転車に乗る際は、時間に余裕を持って出発し、車通りの少ない道を選ぶなど、いつも以上に慎重に運転しましょう。

「雨が降っているときは慎重に運転していても、雨が上がった後に気が緩むことも…。道路はすぐ乾かないので雨上がりも注意して運転しましょう。特にマンホールや点字ブロック、タイルなどの溝には水が溜まっていることもあり、ブレーキをかけるとスリップしやすいので十分気を付けて運転しましょう。」(水信さん)

言うまでもなく、自転車の傘さし運転は禁止です。自転車の交通違反に対して反則金の納付を求める、いわゆる『青切符』が2026年度4月1日より導入されます。傘さし運転は5,000円の反則金が適用されること、ニュースで目にした方もいるはずです。
反則金の適用以前に、子どもを乗せて片手で運転することはとても危険な行為です。レインカバーでお子さまの雨の日対策を万全にしたら、次はパパやママのレインコートも準備しましょう。
保育園の自転車送迎歴11年、おやこじてんしゃアンバサダー水信さんのおススメレインコートは…
・スナップタイプよりも着脱しやすいファスナー式を!
・服装を選ばない!スカート派もパンツ派もOKなのはロングコートタイプ
(大雨なら防水ズボンの併用や着脱がラクなレインブーツも検討を)
・視界が広がり顔も濡れないレインバイザーは雨の日の最強アイテム

一年を通じ快適に自転車送迎するために、保活中から少しずつ情報収集し、アイテムを揃えて行ってみてくださいね。
まとめ
自宅から園までの「距離」は、保育園選びの際に欠かせない項目のひとつ。ただ、少しでも子どものために良い環境を選んであげたい…と考える中で、「決して近くはない園」の希望順位が上がってくることもあるでしょう。 子ども乗せ自転車はお子さまが1歳になったら利用することができます。送迎の選択肢に子ども乗せ自転車を加えることで、「距離」を理由に保育園選びを諦めることが減らせたら幸いです。

続く保活応援講座第2弾【保育園見学のポイント】では、見学園の絞り込みの仕方、見学時に見るべきポイントを保活コンシェルジュよりお伝えします。
同時開催【おやこじてんしゃ勉強会】では、お子さまの特等席でもあるチャイルドシートを徹底解説します。ご参加お待ちしております!