子ども乗せ自転車の選び方
ー自転車にチャイルドシートを後付けしたい方ー

お持ちの自転車や、気に入った自転車にチャイルドシートを取り付けることが出来ます。

  • 自転車にお子さまを乗せる機会が少ない
  • できるだけ経済的な方法を選びたい
  • お気に入りの自転車に子どもを同乗させたい

お持ちの自転車や、気に入った自転車にチャイルドシートを後付けすることが出来ますが、気を付けたい事があるのでまとめました。

チャイルドシートを取り付けられる自転車か確認しましょう

「幼児2人同乗基準適合車」ではない自転車にチャイルドシートを取り付ける場合には、お子さまの安全を守るために確認してほしいことがあります。

□半年後、1年後、大きくなったお子さまを乗せられる?
□スタンドは両立スタンドで、幅が広く、安定性がある?
□ドレスガードはついている?

ハンドルに引っ掛けるタイプを後付けする場合

ハンドルの形状によっては取り付けられないことがあります。

自転車メーカーや、チャイルドシートメーカーのサイト等で取り付けられるかどうか確認します。

後ろの荷台にチャイルドシートを取り付ける場合

  • 荷台の耐荷重は25kg以上か
  • 荷台の形状は、外枠の他に、横と縦にパイプが通っているか(はしごタイプはNG)
  • 荷台の幅は120mmから175mmの間か

選び方

自転車販売店に相談して選ぶことをおすすめします。

後ろの荷台にチャイルドシートを取り付ける場合は、荷台の幅によって取り付けられるモデルが限られます。

取り付け方

必ず自転車販売店で取り付けてもらいましょう。

お子さま2人を同時に乗せる場合

「幼児2人同乗基準適合車」以外の自転車にお子さまを2人乗せることはできません。

(一社)自転車協会が定めた安全基準をクリアした「幼児2人同乗基準適合車」のシールが貼られている自転車を選びます。

傷害保険の登録

オージーケー技研株式会社製のチャイルドシート等、チャイルドシート自体に傷害保険が付帯されている製品があります。登録が必要ですので、チャイルドシート購入時に商品に同梱されている案内を確認しましょう。

知っておきたいこと

自転車の特性

2輪の乗り物という性質上、どんなに気を付けていても転倒の可能性があります。
大切なお子さまを自転車に乗せる自転車を選ぶ際には、運転する人の体格に合ているか、頭周りをしっかり守るヘッドレスト付きのチャイルドシートかどうかなど、安全面を優先して考えましょう。

おやこじてんしゃプロジェクトでは、お子さま1人を乗せる場合でも、「幼児2人乗り同乗適合車」のシールが付いた自転車をおすすめしています。

お子さまについて

お子さまの成長は早く、1年後には体重が今より10kg以上増えることもあり、重くなるほど自転車をコントロールすることが難しくなります。
数ヵ月後、数年後、重くなったお子さまを同乗させることが難しくなり、子どもを同乗させることに適した自転車に買い替えるなら、はじめから自転車を買い替えるほうが経済的になることも。

車輪が大きいことによる危険

もしチャイルドシートを取り付けようとしている自転車の車輪が大きい場合、チャイルドシートの取付け位置が高くなることや、車体が重くなることで、転倒のリスクが高まりますので注意が必要です。

お子さまの安全のために最低限守りたいこと

  • ヘルメットを必ず正しく装着する。
  • 停車中、駐輪中、どんな時もハンドルから手を離さない。
  • スピードを出しすぎない。交通ルールを守る。
  • 道路と歩道の段差、マンホールや大理石など路面の変化に注意する。
  • 時間にゆとりをもって行動する。

転倒は駐輪時に起きやすい

スタンドは幅が広く安定するものを、またハンドルロックがある自転車のほうが、お子さまを同乗させるのに適しています。

おやこじてんしゃプロジェクトは子供乗せ自転車での事故ゼロ!を目指し、ママパパによる自転車安全利用の啓発活動に取り組んでいます

おやこじてんしゃプロジェクト

子ども乗せ自転車ユーザーが交通ルールを守るためには、まず「知ることから」。安全に乗るためには、体格やライフスタイルに合った自転車やチャイルドシートを選ぶことから。 私たちは子ども乗せ自転車を購入検討中や購入直後の保護者へ向けた啓発活動に力を入れています。